巻き爪治療のご案内
当院では、形状記憶ワイヤー(マチワイヤ)を用います
マチワイヤはニッケル、チタン合金に特殊処理をほどこした合金製です。強く曲げても回復力が一定で、折れる事がほとんど無く、曲げた状態でも数カ月以上にわたり強い回復力を発揮します。そのため刺入が簡単で、巻き爪の形を少しずつ矯正します。爪が軟部から2mm以上伸びた状態で治療が可能となります。爪の先端に穴を2つ開けてマチワイヤを装着し、1-2カ月間爪を伸ばすと成長とともに矯正されます。爪が伸びていないと使えませんが、強力な矯正力があります。
治療前
![makizume1 makizume1](https://i0.wp.com/morishita-seikei.com/wp-content/uploads/2020/01/makizume1.jpg?resize=281%2C204)
ワイヤ装着直後
![makizume2 makizume2](https://i0.wp.com/morishita-seikei.com/wp-content/uploads/2020/01/makizume2.jpg?resize=268%2C205)
3週後
![makizume3 makizume3](https://i0.wp.com/morishita-seikei.com/wp-content/uploads/2020/01/makizume3.jpg?resize=249%2C201)
2ヵ月半後
![makizume4 makizume4](https://i0.wp.com/morishita-seikei.com/wp-content/uploads/2020/01/makizume4.jpg?resize=253%2C194)
2ヶ月半にて爪を切り、治療終了
![makizume5 makizume5](https://i0.wp.com/morishita-seikei.com/wp-content/uploads/2020/01/makizume5.jpg?resize=243%2C191)
この写真は、院長自身の足の母趾の爪ですが、自分自身扁平足があり、巻き爪もあり、足には悩まされておりましたが、現在は、巻き爪治療と、インソール(靴の中敷)の使用により、経験したことのない人にはわからない巻き爪の強い痛みから解放された生活を送ることができております。
整形外科医は、巻きこんだ爪と、爪のはえてくる部分を切除してしまう治療法を従来からのやり方として学ぶため、安易に手術してしまい、細くなった爪に再発することがあるのですが、このワイヤを用いた方法は、爪が細くなることはなく、また治療中ほとんど痛みを伴わないのが特徴です。
ただし、この治療法は、保健適応外のため、自費診療となります。
真菌感染や、爪下外骨腫の疑いのある場合にはまず、そちらの治療が必要となります。
ちなみに、月曜日午前と火曜日午後、水曜日午後に、インソール(足底挿板:靴の中敷)を得意とする義肢装具士が当院に来られるため、症状のある患者さんに診断の後、保健適応にてインソール作成が可能です。